修了ポリシー
(修了要件や、育成する人材に修得を期待する能力)
IATSSフォーラムは、理念・研修目標に定める人材を育成するため、所定の研修期間を通して「習得を期待する能力」に向上が見られ、且つ、帰国後も所属組織、地域、及び各国同窓会活動を通じて、能力を活用し活躍が期待される研修生をIATSSフォーラム修了生として認める。
習得を期待する能力
CP1リーダーシップと組織マネジメントに関する基礎力
- リーダーシップに関する基礎的な知識をもっている
- 状況に応じて個人と組織が効果的にパフォーマンスを発揮する上で必要不可欠な基礎的なマネジメント能力をもっている
CP2学際的思考に基づく洞察力
- 自らの専門領域を超え多面的に物事の関連性を理解することができる
- 総合的な視点で現在の問題と将来の課題を捉えることができる
- 専門・立場の違いによる対立軸を理解することができる
- 学際的アプローチをもって将来の方向性について考えることができる
CP3持続的(・平和的)発展に向けたアイディア考案力
- 持続可能な発展の意味を理解し、身の回りにある関連する課題を発見することができる
- 課題解決の為のアイディアや発想力を持っている
- アイディアを具現化する為の道筋を描くことができる
CP4コミュニケーション力(対話力、共感力、引き出す力)
- 自分の感情を認識し、コントロールしながら対話することができる
- 相手の言葉に熱心に耳を傾け、論点や本質に加えて気持ちを推し量ることができる
- 自分と背景の異なる人たちの動機づけ要因やニーズを理解することができる
- 議論の構成員からの意見や提案に基づいて、合意形成を図ることができる
- 個の力や専門性、チームとしての相乗効果を最大限に引き出し、目標の達成に導くことができる
CP5影響力・アイディアの具現化力
- 組織メンバーの能力開発に役立つ建設的なフィードバックを行うことができる
- チームや組織全体の文化や理念を重んじ、目標達成に向けて最適な行動をとることができる
- 対立する他者(他のステークホルダー)を議論に巻き込み、彼らの利害を考慮した合意形成を進められる
- キーパーソンと積極に対話し、より影響力及び実行可能性のあるアイディアを作成することができる
- 組織の中長期的な継続的発展を視野に入れ、後進の育成に対して配慮することができる
判断における参考手段
- 各プログラムレポート
- グループプロジェクト(グループワーク/研究発表・レポート)
- 修了レポート
- 研修過程における取組み姿勢の客観評価
- 研修開始時と終了時における自己評価・分析と客観評価
- 個人面談
※上記の研修中の評価に加えて、帰国後に各国委員会・事務局による効果検証も実施する。